公益財団法人日本吟剣詩舞振興会
会長 沼崎富
新年に当たり一言ご挨拶を申し上げます。
皆様方に於かれましては、輝かしい令和初の新年をお迎えになられましたこと、心よりお慶び申し上げます。昨年五月、平成から令和へと代替わりをし、六月には、公益財団法人日本吟剣詩舞振興会に於きましても、菅原道雄前会長の後を引き継ぎ、常任理事でありました私が昇格し、第六代会長に就任を致しました。
先ず、全国八地区連絡協議会の皆様方にお会いし、これまで同様のご支援ご協力を仰ぐと共に、皆様方のご意見ご要望等を伺い、引き続き、公財の改善改革へ向けて各事業の遂行に邁進して参りました。
お陰を持ちまして、予定致しておりました上半期の事業につきましても、成功裡に終了することができ、改めまして、衷心より感謝の意を表する次第でございます。
約六年間に渡り実施して参りました、将来ビジョン会議に於いて、各委員の皆様方から頂戴致しました、数々のご提案を資としたものを、公財創立以来初の試みとなります、宗家・会長会議に於いて、現在、私共、吟剣詩舞道界の置かれている厳しい状況の中、次世代を担う幼少青年の育成、若手指導者の育成、高齢者会員への施策、また、今後の吟剣詩舞の進むべき方向性等含め、多くの問題が山積致しておりますが、この機会に皆様方と有意義な議論ができますことを期待致しております。
また、今年は、五十六年ぶりに我が国に於いて、東京オリンピックが開催されます。前大会は、過ごしやすい秋に開催されましたが、今回は、夏場の開催となります。気候変動の影響なのか、猛暑の中での競技となることが予想されます。是非、日本選手の皆さんには、日頃の練習の成果を十分発揮され、好成績を上げられますことをご祈念申し上げます。
私共も、東京オリンピックの開催に対応しつつ、今年予定されております各事業を推進して参りますので、皆様方に於かれましては、どうぞ、本年につきましても、昨年同様のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いを申し上げまして、新年に当たっての私のご挨拶とさせて頂きます。